【記録的大雨】台風10号サンサンによる被害と避難所運営
2024年8月22日にマリアナ諸島で発生した台風第10号。日本付近で動きが遅くなり、27日に非常に強い勢力となって奄美大島に接近しました。その後、進路を北に変え、九州南部に接近し、強い勢力で29日8時頃に鹿児島県薩摩川内市付近に上陸。上陸後は、遅い速度で勢力を弱めながら九州北部地方や四国四方を通って北海道沖へ進みました。台風は9月1日12時に熱帯低気圧に変わり、2日3時までに不明瞭となりました。(参考:気象庁)
降水量の影響
進度の遅い台風10号は約5日間にかけて日本に大きな影響をもたらしました。特に静岡県や宮崎県をはじめ、西日本と東日本太平洋側を中心に記録的な大雨をもたらしました。5日間の降水量の期間合計値では、静岡県伊豆市で977.5mm、宮崎県えびの市で911.0mmを記録。雷を伴って非常に激しい雨や猛烈な雨が降ったところがあり、記録的短時間大雨情報が複数の地域で発表されました。
記録的大雨をもたらした台風10号。降水量の期間合計値(2024年8月27日~2024年9月1日)と8月の月平均値を比較するとたった5日間で300%を超える地域もありました。大雨により、土砂災害や河川の増水や氾濫、低地の浸水二よる被害も発生しました。
台風10号から学ぶ避難所運営
台風10号の接近に伴い、各自治体は早めの避難を呼びかけました。大雨による浸水や土砂災害に備えて多くの避難所が開設。雨や風が激しくなる前に早朝から避難を始める住人の姿も見られました。命の安全を守るために必要不可欠である避難所。台風10号により避難所の重要性が再認識されました。
台風の場合は比較的予測がつきやすいため事前に避難しやすいですが、地震や津波等の自然災害の時には素早い避難が求められます。非常時にいつでも避難所に入場できる環境の大切さも再認識されたのではないでしょうか?
地震、津波、台風…自然災害の多い日本で避難所運営を見直しませんか?
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