ドライブレコーダーと多彩な機能性

ドライブレコーダーとは、急停止や衝突など、車に衝撃が加わったとき、車両の前方や後方の映像を記録する装置のことです。交通事故が起きた際、重要な証拠を残す役割を果たします。本記事では、そんなドライブレコーダーの必要性についてまとめます。

【ドライブレコーダーの搭載率】

　令和２年に行われた国土交通省の調査によるとドライブレコーダーを搭載している人は53.8%となっています。また、ドライブレコーダーの導入目的は「交通事故の記録」「あおり運転等危険な運転への対策」が最も多い結果となっています。

ドライブレコーダーを付けるメリットには下記のようなものがあります。

・交通事故の証拠収集
　　→事故などが発生したとき、状況を映像に残せる
　　自転車と自動車の接触事故時、ドライブレコーダーの映像によっては自動車の過失率を下げられる可能性があります。
・円滑に保険請求可能

　　→交通事故の際、ドライブレコーダーの映像が事故の状況を明確に示すため、保険金請求を迅速に進めることができます。
・駐車中の録画ができる（駐車監視機能付きドライブレコーダー）

　　→駐車中の様子を録画しておくことで、車上荒らしやいたずらなどを抑止でき、防犯対策にもつながります。
・自身の運転のくせや技術の見直しができる

　　→録画された映像を見直すことによって、自分自身の安全運転への意識が向上したり、何が問題だったのかを確認することができます。

　　ドライブレコーダーは機種によって機能や形状が違います。主な機能については下記です。

　・映像記録（常時録画）（イベント録画）
　・音声記録

　・GPS機能

　・衝撃検知（Gセンサー）

　　…衝撃検知し、自動でその前後の映像を記録する機能

　・駐車監視機能

これらの機能が事故やトラブルの際、鍵となる証拠を残し、安全運転をサポートします。

　ドライブレコーダーは交通事故防止や安全運転の推進など、企業リスクの管理にもメリットがあります。ドライブレコーダーによって機能や形、種類が違っているので、自社のニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。

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